【第一部】2話:そもそもマーケティングとは(前編)

今回は、WEBマーケティングとは何なのかの前に、「そもそもマーケティングってなんだっけ?」を再確認するテーマでお話が出来ればと思います。

Goggleで「マーケティング」を検索すると、膨大な情報が溢れているため、ウィキペディアで記載されている内容を下記引用します。

企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品や
サービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に
得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、
顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

著名な経営学者によると、下記のように定義をしております。
ドラッガー(Peter Ferdinand Drucker):
顧客というものを良く知って理解し、製品が顧客にぴったりと合って、ひとりでに売れてしまうようにすること。

コトラー:(Philip Kotler):
もっとも短い言葉で定義すれば、ニーズにこたえて利益をあげること。

マーケティングとは、1950年代が始まりと言われており、その意味合いや目的は少しずつ変化していっておりますが、定義をざっくりと図解にすると
下図のようになると思われます。

キャプチャ

では、どのような進化が行われているのかと言いますと

▼1950年~70年
マーケティング1.0:Product-driven
製品中心のマーケティングと言われており、「コストを抑えて製品を作り、多くの人に販売する」を主軸に、売れる製品を作るための分析とマス市場に向けた宣伝方法を視点においております。

▼1980年~90年
マーケティング2.0:Customer-oriented
「生産者中心」の世の中から「顧客中心」の世の中へと時代の変化があり、「顧客を満足させるための分析や、顧客を絞った宣伝」へと顧客中心のマーケティングへとシフトしました。

▼2010年~
マーケティング3.0:Human-centric
人間性も重視する、「人間中心のマーケティング」と言われており、商品/サービスが優れているのは当たり前な時代になり、商品以外の価値についても注目をされるようになりました。その為、「商品を作って売る企業価値」から「社会/顧客と良い関係を築く企業価値」が求められるようになり、「好まれるためのブランディング戦略や口コミ等の宣伝手法」へシフトしました。

▼2016年~
マーケティング4.0:Moving to Digital
モノや情報が溢れ、顧客は自分の好きなことを追及できる時代になりました。そのため、「顧客の理想とする価値観と、企業が提供する価値観がいかに合致する」かが重要視され、「伝統マーケティングとデジタルマーケティングの併走」と言われております。

そして、先日ついにマーケティング5.0(Technology for Humanity)の発表も行われましたね。マーケティング5.0は、洗練されたデジタル活用へと言われております。この話は、いつかまた。

時代の流れは、マーケティング5.0へ移行していくとしても、
全ての商品/サービスが移行すべきというわけではないと思います。
それぞれのビジネスには段階があるので、「現段階で自社ビジネスでは最重要視しなければならない」というポイントを抑えるのが大事なのだと思います。

深堀を始めると止まらなくなってしまう為、各ポイントを記事でまとめれればと思います。次回は、重要な要素を実例と結果を交えてお伝えできればと思います。何かしらのお役にたてたら幸いです。

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